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留学体験記!!(死闘編)

さて、ここでは、僕が踏んだ留学の流れをなるべく忠実に紹介してみたいと思います。果たしてどれくらいの人が興味を持つか知りませんが、 少なくとも反面教師としては、役に立つのではないかと思ってます。とにかく無計画というか、勢いで来てしまったというところがあるので。 未だに、そういう行き当たりばったりみたいなものが続いてるような感じではありますが。



  • ワーホリか、留学か?
  • 俺は何をしたいのか?
  • 入学の手続きが一番大事!
  • 健康診断?
  • おい、パスポートの期限が切れてるぞっ!
  • 学生ビザってどうやって取るんだ?
  • 一体何を持ってけば・・・?
  • よし、見切り発車!!

 
  • 留学決意

日本で大学在学中から、ものすごく漠然とでしたが、留学したいなぁ、という気持ちはありました。 ただ、留学して特にこれを勉強したい、という明確な目標ががなく、漫然と無駄に時を過ごしていました。だって目標がないのに 行ってみたところで、無駄に終わる可能性が高いじゃないですか。
それで、何の希望も楽しみもない日本の大学に席を置き、そのまま惰性に流されて数年過ごし、 結局というか何と言うか中退し、一気に人生の奈落に落ちることになってしまいました。
ありゃりゃ、やばいでしょ。まぁ予想はしてましたがね、こうなることは。ただその頃は何かものすごーくいやなものから解放された、 という感じで、奈落というよりむしろ極楽でしたね。

しかし、人生とはやはり甘いものではなく、就職活動しようにも、何の取りえも無い大学中退者などは、一般社会にお呼びでないらしく、 ろくでもない会社に勤め、流されるまま最終的にはフリーターなぞをやっていました。
おい、これはいかんだろ。将来見えねぇじゃねーか。負け犬みたいじゃん。っていうかもうすでにボコボコ? うーん、プロ雀士にでもなるか?(その頃はフリー雀荘でバイト)うん、それもいいか?いやいや、食ってけるわけないっしょ、そんなもん。 よし、留学しよう。

幸いその頃にはかなりコンピュータに興味を持っていて、やるならコンピュータ系しかない、と決めてました。それが大体2月の半ば頃でした。 で、こっちに来たのが4月の終わり頃でしたから、準備期間わずか2ヶ月。ここから僕のドタバタ留学準備が始まります。


  • ワーホリか、留学か?

さて、これについては極めて簡単に答えが出ました。1秒すらかかりませんでした。 なぜなら、選択肢がなかった。年齢制限に引っかかるからです(涙)。 僕がこっちに来た頃は、ワーキングホリデーの年齢制限がまだ25歳だったんです。今は30歳までらしいですが。 だから、「ワーホリなどもうできない」という方が正解かも知れませんね。さらに言うと「もう若くない」「もう後がない!」 って感じですか。そうやって自分を追い込んだものです・・・

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  • 学校を決める

学校を決める段階に入りました。
留学情報雑誌などでいろいろ比較して、いくつか選択肢はあったんですが、 以前親戚がウロンゴン大学に行っていたこともあって、すんなりここに決めました。まず第一の目標となる英語マスターに 照準をしぼり、日本人の数がそれ程多くないという点でも、ウロンゴンはまずまず合格でした。

ご存知のように(ん、誰も知らねぇか?)、ウロンゴンはシドニーから約80キロ程離れた、それ程大きくない街で、 環境もものすごくいい。静かで勉強するにはもってこいだと思いました。
それに、生活費がシドニーに比べると格段に安いのも重要なファクターです。例えば家賃にしても、厳密に比較した訳じゃないですが、 せいぜいシドニーの6割程度じゃないでしょうか。
レストラン(って程上等なモノじゃないですが)で外食するにしても、7ドル位あればかなりしっかりしたものが食べられるし。
ちなみに今は2ベッドルームの2階建てのアパート(1階リビング、2階ベッドルーム)に住んでるんですが、家賃は週$190です。 これウロンゴンにしては上等な部類に入るんですが、シドニー在住の人に「家賃$190だよ」って言うと、大抵「一人で?」 って聞かれます。家賃はもちろん全部で、です。だから週一人$95。

注:現在は引っ越してウロンゴンとシドニーの中間あたりの Sutherland という所に住んでます。家賃は2ベッドルームで$250。 かなり広くて、約85uほど。

それと、ウロンゴン大学のコンピュータ系学科が、国内で非常に高い評価を得ていた、というのもあります。 まぁそんなこんなで、ウロンゴンしかないな、ということになった訳です。


  • 俺は何をしたいのか?

コンピュータ系しかない、という硬い決意はありましたが、ソフト系(プログラミング)なのかハード系(ハードウェア) なのかはちょっと決めかねていました。でもその辺は、オーストラリアに来た時点ではまだ先の話だったので、 最初はとにかく英語をしっかりマスターしようと。ありがちですが、英語とコンピュータができれば、それなりに つぶしはきくだろう、という安易な考えもありましたが(笑)。とにかくきっちりやり遂げよう、という気持ちを 常に持ってました。

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  • さぁ、具体的な手続きに!

いよいよ佳境にさしかかってきました。僕の踏んだ段階を、参考にはならないかもしれませんが紹介します。


  • 入学の手続きが一番大事!

さて、いよいよ具体的な手続きの段階にに入ります。
うーん、一体何から始めればいいんだろう?ってのが正直なところでした。 とりあえずビザとやらが一番大事だろう、ということで、そっちの調査に。
なになに?学生ビザを取得するためには、入学予定の学校の入学許可証が必要、か。 じゃあ早速カレッジ(付属の語学学校です)と交渉だ。

英会話なんかはさっぱりだから電話なんかとてもじゃないけどできないしなぁ。じゃあEメールでどうにかしよう。 英作文とかなら大学入試でやったから、どうにかなるでしょ。日本人って読み書きは結構出来るんだよねぇ。 などと軽く思っていたんですが、いざ資料請求しようとなると、一体何を書いていいのやら。とにかく辞書をひきつつ、 「入学したいので、資料等を送ってください」みたいなことをメールに書いて送りました。
ふぅ。大丈夫かなぁ。ちゃんと分かってくれるだろうか?という心配も何のその、すぐに返信のメールが届きました。
「メールありがとう。早速資料送りましたよ。」というような内容だったと思います。
よっしゃー! この時は本当に嬉しかったなぁ。

そして待つこと約2週間、遂に待ちわびていたものが届きました!入学願書です。
「うわー、全部英語で書いてあるよ・・・」(あったり前ですわ)「しょうがない、頑張るか」ということで、 留学経験のある良き友人の助けを乞いつつ、なんとか空欄を埋めました。何かあてずっぽうの試験みたいだな。

そして無事に入学願書を郵送し、いよいよ学費の払込です。
何せ入金が確認されないと、入学許可証はもらえませんから。世の中金です。入金するに当たっては 何だかよく分かってない為替の動きなぞに注意しつつ、慎重かつ大胆にささっとお金を送りました。 ちなみに使った銀行はシティーバンク。手数料も送った金額にしては安かった(2〜3000円)んじゃないでしょうかね。 他の銀行についてはよく知りませんが。

よしっ。後は入学許可証様が届くのを待つばかり・・・ これについても、別段遅れることもなく、きっちり2週間弱くらいで届きました。うひょー! などといちいち感動もしてられないので、早速ビザの手続きに移行だっ!!


  • 健康診断?

その前に大事なことが。
最初の書類が届くまでまだ2週間近くかかったということでしたので、その間にやっとく何か重要なことは・・・
うっ、大嫌いな健康診断・・・うーん、これだけは何故か死ぬほど嫌いなんですよね。日本で大学に入学した時もサボったし。 若い頃からかなりのヘビースモーカーだっていうこともあるしなぁ(自業自得ですが)。もし何か悪いところが発見されたら、 オーストラリア行きはキャンセルせざるを得ないかもしれないという恐怖も手伝って、かなりビビッてました。 しかも家系は心臓弱いときてる・・・。うー。けど受けなきゃ留学できないし。しょうがない。ということで、 清水の舞台から飛び降りるかのような決意で、健康診断の予約を指定の病院に入れました。

そうなんです。どこの病院でも出来るって訳じゃないんですよね、これ。住んでる所によっては、かなり遠出せざるを得ない場合もありますね。 しかも費用がバカ高いと来たもんだ。ろくな検査もしないくせに1万5千円だか取られたと記憶してます。 しかも血圧は自分で計らされたし。きれいな看護婦さんに計って欲しかったのに・・・全く腹立たしい。あ、いや、看護婦さんがいなかったからじゃ ないですよ、一応。それも7割方ありますがね。

まぁとにかく検査を受けて待つこと約1週間、緊張しながら結果を取りに病院へ行きましたが、全く無事でした。ほっ。 人間の体って結構丈夫なんですね。安心してタバコを・・・
いや冗談20%です。とにかくこれで第2段階もパスッ!


  • おい、パスポートの期限が切れてるぞっ!

さてさて、海外渡航に必ず必要なパスポート。
実はすっかり忘れてました。以前使ったのが確か4−5年前。大学生時代に、トルコとイスラエルに行って以来、 引出しの中に眠っていました。そのことにはたと気づき、確認すると期限切れ。ぎゃー。これはいかん。 早速都庁に行ってこなければ。

いろいろと面倒くさい書類などを揃えて、なんとか滞りなく済ませることが出来ました。 そういえば初めてパスポート作った時、都庁林家ペーとパー子見たなぁ・・・ などと懐かしく昔を振り返りました。

ちなみに林家ペーは手でポチッと押すタイプの自動ドアを開けられず、その前でちょっといらいらしながら 軽く飛び跳ねてましたね。その後、林家夫婦は何やら口論してました。
ああ、普通の人間なんだなぁ、と思いましたね。どうでもいいことですが。


  • 学生ビザってどうやって取るんだ?

いよいよメインイベント、学生ビザです。幸い千葉の親戚の家に滞在させてもらってたので、オーストラリア 大使館には気軽に行くことが出来ました。ちなみに場所は東京の三田辺りです。僕が行くはずだった慶応大学を 横目で見ながら、てくてく山手線三田駅から歩いて約20分。贅沢な造りの大使館がそびえ立ってます。 「無駄に立派だなぁ・・・」などと悪態をつきながら、中へ。うーん、随分不親切な雰囲気だなぁ(偏見かも)。 一体何すればいいか分からないじゃないか。何やら窓口があって人が10数名いる。きっとここだろう。

ということで、少し並んで「学生ビザの申請です」と自己申告。必要書類は全て揃っていたので、 特にこれといった問題もなく受理されました。もう2年近く前のことなので、はっきりは覚えてないんですが、 約1週間程度でビザが発行されるとのこと。
ふぅ。もう一息だ。

そうそう、僕は語学学校に3ヶ月分しかお金を払っていなかったので、学生ビザの期間も3ヶ月でした。 期間に関しては現地でも延長はできるので、心配は無用です。


学生ビザの申請に必要なものリスト

  • 申請書類(FORM 157A 英語で)
  • 入学許可証
  • 預金残高証明書(もちろん日本のもの)
  • パスポート
  • 健康診断書
  • 証明写真
  • 返信用封筒2枚(それぞれ 130円、 610円切手貼り付け)
  • 申請料(1万9千円)
  • 注意!! 情報が古いかも知れません。


    • 一体何を持ってけば・・・?

    さてようやくビザも下りたし、いよいよ海外留学が、本当に目前に迫ってきましたよ。海外旅行には1度しか行ったことがなく、 全然旅行慣れなんてしてないので、かなり頭を悩ませました。で、一番最初に手に取ったものは確か「耳掻き」 でしたかね。

    綿棒なら簡単にどこにでも手に入るんだろうと思いますけど、耳掻きとなると、なかなかないかな、と。 しかも愛用の耳掻きときてますから、手放すわけには行きません。そしてもう一つ、随分前に「王様のアイディア」 という店で買った爪切り。何かこんな感じの物ばっかりですね。けどこれも手放せないので、真っ先に放り込みました。

    服とかに関してはあまりこだわらないので、最小限に。あとはそうですね、数学・物理・化学の参考書をごそっと。 まぁ結局数学の参考書しか使いませんでしたけどね。それとCD類、小説など。特に変わったものは持ってきてないですね。

    もちろん、入学手続きに必要な書類なども忘れずに。

    そうそう、僕が日本で浪人すると決まった時に友達がわざわざ書いてくれた、励ましの、というか有名な坊さんだかの 言葉の書いてある紙切れも忘れずに、しっかりと財布に入れてあるのを確認しました。もうかれこれ10年くらい ずっと財布に忍ばせてます。くれた本人は知らないと思うけどね。きっと「アホ、はよ捨てんかい」って感じでしょ。 何か小っ恥ずかしいもんね。けどそういうのって何より嬉しいので、まだ捨てられずにいます。


    • よし、見切り発車!!

    よしっ。とりあえず、ずーっと先の方にかすかに見える「オーストラリアで大学入学・卒業」という目標への道は、 正直まだ闇に包まれてた状態でしたか、考える前に飛べ!ということで、飛行機へ。スタートした時点で、 目標の半分は達成されたも同じだ、という格言を信じて一路、未踏の地オーストラリアへ。

    前に一度イスラエルとトルコに海外旅行に行ったんですが、その時に飛行機にひどく酔ってしまって、 税関を通る時に、パスポートを見せながらゲロを吐くという、壮絶で且つ情けない体験をしてるので、飛行機が物凄くいやでしたが、 (落ちるかも、とかいう理由じゃなくてまた吐くかも、という心配から・・・カッコ悪っ)なんとか無事に、それ程気持ち悪くなることもなく、 オーストラリアの大地を踏みしめることができました。さぁ、新しい生活のはじまりだっ!!!

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